駐車スペースから考える

住まいづくり

設計するときには、まずだいたいの駐車スペースを決めます。

家の前の道路に対して駐車しやすい位置はとても大事なことです。

例えば1日3回車で出入りすると考えましょう。

1年で約千回、30年で3万5千回も駐車することになるんですよ。

ちょっと不自由な計画をすると3万5千回も不自由な思いをします。

ポーチの階段の出っ張りにタイヤを当ててパンクさせた人もいます。

広い敷地の人は何の問題もないかもしれませんが、そういう人はまれですよね。

ちょっとだけ思いつく注意ポイントをあげておきます。

・ポーチなどの階段の1段目の角。

→タイルなどの角に勢いづいてタイヤを当てるとパンクします。

・出入口のポールなど。

→ポールは車の死角に入ってきます。簡単に車のボディをこすったりします。

・敷地境界に立てる塀など。

→見通しを悪くすると歩行者に気づかなかったり、相手の車からも見えづらかったりします。

・駐車スペースの奥行き。

→すぐ後ろに自分の家の外壁の場合、車止めは必須です。この場合の車止めはタイヤの間にくる部分にも隙間なく連続して施工しましょう。タイヤ止めは車がないときは脚を引っ掛けることになりますが一度でも家にぶつけたらもっと大変です。

事故というものは普段は起こりません。

しかし、急いでいるとき、仕事でミスをして考え事をしているとき、子どもが飛び出したとき、対向車がきて急いで駐車しようとしたとき、そんなときに踏み間違いやぶつけたりします。

これから、3万5千回も駐車するんですよ。

ミスしたときに事故につながらない駐車スペースの計画をしてください。

後悔先に立たず、ですよ。

家の間取りは工夫することができます。

駐車スペースをお座なりにする設計士はやめた方がいいです。

家のプランも駐車スペースも丁寧に考えてくれる人を探してください。

困ったときは私ことホドさんに頼ってみてください。

どんな疑問でも構いません。ぜひホドさんにご質問ください。

いっしょに最初の1軒を思いどおりの住まいにしようじゃありませんか。

微力ながらみなさんの住まいづくりのお役に立てればと思います!

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