LDKに潜む罠

住まいづくり

LDKという間取りは一般的ですが、住宅価格が高騰している現代において

当たり前のようにLDKという間取りを選択することはとても窮屈なことになるやもしれません。

基本的に予算・土地に余裕がある方はこのコラムは参考にならないでしょう。

しかし、多くの住まいづくりを考えていらっしゃる方々にとっては次のいくつかのポイントを

知ったうえでLDKを選択してほしいのです・

・LDKには最低でも20帖はほしい。

→みなさんがご要望することが多い対面キッチン、ダイニングテーブルセット、ソファを置くリビングスペース。どれくらいの広さが必要かと言うと。対面キッチンについては、幅3,640x奥行き2,730の約6帖、ダイニングテーブルセットを置くスペースは、幅3,640x奥行き2,730の約6帖、ソファを置くリビングスペース、幅3,640x奥行き3,640の約8帖、6+6+8=20帖ということになります。これらのどれかがかけると、ダイニングテーブとソファの間のスペースが窮屈になったり、テレビとソファの距離が近すぎたり、いろいろと不具合が生じてきます。

・建売住宅や工務店が進めるLDKは16~18帖もざらにります。

→みなさん住宅を購入される方は特に、まずは置きたい家具を選び、図面にレイアウトしてもらってください。窮屈なことに気づくはずです。住宅を購入したあとでは遅いのです。

・狭いLDKは暮らしをデザインする必要がある。

→私は広いLDKをおすすめしているわけではないのです。広いLDKは企業や広告から与えられた暮らし方をしなさいというものです。しかし、みなさんはもっと狭い部屋で育ってきたり、一人暮らしのときは6帖~10帖くらいの部屋で思い思いの暮らしをしてきたはずです。暮らしをデザインするということは、与えられた空間に決まりきった家具を置くことではありません。朝の過ごし方、昼の過ごし方、夕方、夜の過ごし方をイメージしてみませんか。狭いことによってそれぞれに違った表情、使い方ができます。広いLDKは実は均質な一つの空間なのです。ダイニングテーブルの周りに、ソファの周りの広いスペースが無駄になってます。家具の置き場所を決めて見ましょう。ダイニングコーナー、リビングコーナーを分けてみましょう。狭くても心地よいスペースができますよ。

みなさん短絡的にLDKを選ばないでください。

考えた分だけ思い通りの住まいに近づけると思います。

困ったときは私ことホドさんに頼ってみてください。

どんな疑問でも構いません。ぜひホドさんにご質問ください。

いっしょに最初の1軒を思いどおりの住まいにしようじゃありませんか。

微力ながらみなさんの住まいづくりのお役に立てればと思います!

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