迷走する住まいづくり

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住まいづくりはほとんどの人にとって一生に一度。

失敗したくないですよね。

最初に大切なことを言っておきます。

住まいは心地よい場所にするべきです。

疲れた身体を休める場所。リラックスする場所になるからです。

できるだけ、人に見せびらかしたり、見栄をはったりする場所ではなくて自分たちにとって落ち着ける場所にした方がよいと思います。

私が普段からお客様とお打ち合わせをする中でもっとこういう風に考えたらよいのではというポイントをいくつか紹介しましょう。

・今までに住んできた家のデメリットを引きずりすぎないこと。

→もちろん今まで住んできた家でのデメリットはみなさんが実体験してきたこと、大切な知恵であるのですべて解決するようにしてください。しかし、それを引きずりすぎるのはやめましょう。例えば日中暗い家に住んできた人は明るい家にしてほしいと思います。しかし明るさも眩しいまでいくとまたデメリットになりうるのです。また極端に底冷えする寒い家に住んできた方は床暖房をつけてほしいと要望します。しかし最近の家は断熱材がしっかり入っています。温かい地方にお住まいの方にとっては床暖房が宝の持ち腐れになってしまうこともあるのです。

・省エネ性能は住まいのバロメーターの一つでしかない。

→最近は省エネブームで、SNSなどでもうちはこんなに断熱性能がいいなど省エネ性能は上を見るときりがありませんよね。その分情報も多く、数値という答えがあるためにみなさんが勉強しやすい分野なんです。工務店や住宅メーカーにとっても同じです。そこにはセンスが必要ないため、うちはここまでやってますとアピールしやすいんです。みなさんもここまで省エネ性能を高めたんだとやりきった感、満足感があるかもしれませんが、住まいづくりの本質は最初に言った「住まいは心地よい場所にするべき」なんです。省エネを突き詰めると窓を開けない家ができます。春や秋の気持ちいい時期に、風通しが悪い家ができるかもしれません。なにごともほとほどにです。

・こだわり過ぎないように、例えば、アイランドキッチンがほしい。

→たまに、一つのことにこだわりすぎるお客様もいます。例えばアイランドキッチンがほしいなど、しっかりアイランドキッチンのデメリットを知っておいてくださいね。もちろんアイランドキッチンはいいものです。しかしキッチンもしかり、家を構成する一部でしかありません、全体のバランスを大事にしてください。アイランドキッチンは面積を必要とします。そのため広々したキッチンになります。これはよいことですが、家が狭かったら逆にもなりえます。アイランドキッチンは汚れ物を隠せません。キッチンに上に飲みかけのペットボトルや空き缶があるだけで雰囲気台無しの代物になりかねませんの常にきれいにしておく必要があります。

少し例を上げてみましたが、みなさんが住まいづくりに真剣になり過ぎたときに迷走しがちです。

恋は盲目。

灯台下暗し。

大切なものは目に見えない。

少し冷静になって自分たちにとっての住まいづくりの本質を思い出してみてください。

住まいは心地よい場所にするべきです。

困ったときは私ことホドさんに頼ってみてください。

どんな疑問でも構いません。ぜひホドさんにご質問ください。

いっしょに最初の1軒を思いどおりの住まいにしようじゃありませんか。

微力ながらみなさんの住まいづくりのお役に立てればと思います!

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