住まいづくり、まず最初に考えるのがどこに頼めばいい?ということ。
- ハウスメーカー(積水ハウス、タマホーム、一条工務店など)
- 地元の建設会社
- 地元の住宅工務店
- 知り合いの工務店
- 知り合いの大工さん
- 設計事務所
- 建築家
私こと、普段から住まいの設計をしているホドさんの立場から申しますと、大事なのは誰がその住まいを設計しているか、ということ。
住宅建築のことをあまり知らない新米の営業の方がプランを作ったとしても、住宅は意外と簡単に建ってしまうものなんです。最後の建築確認申請のときにだけ、資格をもった建築士にお願いすればできちゃうんです。
だから、失敗しちゃうんです。3軒くらい建てないと思いどおりならないなんて言うんです。
ぱっと見て格好良さげなCGパース。パースは格好良く見えてしまうんです。近所の住宅を見回して見てください。日本中どこにでも同じような、似たような家があります。地元の住宅工務店にこのパターンは多いです。
ハウスメーカーはまだ救いようがあると思います。商品規格があるからです。お金があればハウスメーカーの憧れのモデルハウスに近づけることができます。
しかし現実は、ハウスメーカーに憧れたはいいが、予算内でできた建物はオプションを全部削ぎ落とした、総二階のシンプルなどこにでもありそうな家。ベンツのAクラスみたいな感じ。だからハウスメーカーで家を建てようと思っている方は十分な予算があるのかをまずご確認ください。
今の時代、構造の安全性や断熱性、バリアフリーはもちろん住宅の性能はどこに頼んだとしてもある程度担保されると思います。だから、高性能というのは売りになりません。
大事なのは思い、自分たちの理想の住まいをいっしょに考えてくれる設計者の思いなんです。
設計してくれる方が、あなた方の暮らしをどれだけ親身になって想像してくれるか。窓の大きさや取り付ける場所ひとつとっても部屋の印象が大きく変わります。
窓の外の木の葉が風に揺れるようすが見える。
冬の朝に温かい日がキッチンに差し込む。
そういったことをいっしょになって考えてくれる設計者と家づくりを進めてほしいと思います。
自分たちに相応しい設計者を見つけることから始めてみてください。
地元の工務店にいるかもしれません。個人でやっている小さな設計事務所にいるかもしれません。
かくいうホドさんもそういう自負をもって設計をしています。
住まいの設計はみなさんといっしょに理想の住まいを想像するとてもやりがいのある仕事です。
どんな疑問でも構いません。ぜひホドさんにご質問ください。
いっしょに最初の1軒を思いどおりの住まいにしようじゃありませんか。
微力ながらみなさんの住まいづくりのお役に立てればと思います!
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